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でもがんばって列んでますよ、スパコミ。
なんかもう、愛って偉大です。他のことじゃそうそうこんな風にできません。

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「ほら、手」

差し出された手にはきっと深い意味なんてないはずだ。
頭ではわかっていても、この手に己の手を重ねることに躊躇してしまった。

「やっぱあんたは可愛くねえな」

物理的な重みを感じることのなかった彼の手はすっと元のジャケットのポケットへと戻ってしまう。
そこでようやく邪推などせず、おとなしく手を繋げば良かったという後悔と、可愛くないといういつもと変わらない評価を受けたことに対する安堵感がこみ上げてきた。

「某が可愛かったら気持ち悪いでございましょう?」

呆れたように言えば、そりゃそうだ、と軽く笑って返される。


(・・・そう思われるのなら、最初から手など差し伸べないで下され)

可愛らしく頬を染めてその手に触れるなど、己には到底できないのだから。

意識的に頬の筋肉を持ち上げて作った笑顔なんか、半歩先を歩く彼はきっと気づくことはないし気づかなくていいことだ。

(・・・可愛げなど某には要らぬ)

彼が己にそれを求めていないのなら、己がそれを持つ必要はない。



終了

幸ちゃんは自分を確り持ってそうに見えて、実は大切な人の求める自分になりたいっていう願望が強いと思う。
って意味のわかんないことを思い付いただけです。
※いつぞやの黒猫と狸なダテサナ話。



それは桜の花も散り野山に緑が目立ち始めた頃。

幸ちゃんはいつものように大好きな黒猫の家に遊びに来ていました。

「政宗殿っ!見て下されっ!!」

満面の笑みで蝶々を指さし政宗さんの反応を待っています。

「…あー随分暖かくなったしな」

素っ気なく答えながらも、本心では幸ちゃんの笑顔の方が気になって仕方がありません。

「はいっ。暖かいですし、お花もきれいですし、なにより政宗殿にまた会えるので某は春が大好きでございますっ!」
「…そうか」

何の他意もない笑顔と言葉が脳天に突き刺さります。
いや、なんだその殺し文句は…とつっこみを入れながら、政宗さんは頬が赤く染まってしまったことを悔いました。
照れていることを隠そうとそっぽを向いて答えますが、視界の端にはにこにこ笑う彼女が映りました。

(かっこ悪ぃ)


幸ちゃんとしては政宗さんと一緒にいれることが嬉しいだけなのですが、それを勘違いした政宗さんは本日も「幸ちゃんに優しくする」という目標を達成できませんでした。


おしまい

幸ちゃんは天然さんな狸なので、政宗さんが照れてるなんてことには気づけません。
きっと小十郎さんに目撃されて、温い目で見守られていればいいんです。


このネタは久しぶりに書きました。サイトの方でリクもいただいてるので感覚を取り戻すため…というか、シチュエーションが色々思い浮かんだのでメモってる感じです。

本日は一日研修でマナー講座を受けて参りました。
その中の資料に『双方』て漢字があったのですが、私のオタクな目は『双竜』と読んでいました。

んなわけないだろ、文章おかしいし。

とか思ってよく見れば勘違いに気づき自分に失笑。


そんな感じで職場で分別無くオタクってるロチアですが、6月末の仙台で開かれる就職説明会に参加のようです。ダテサナオンリーとかぶってないことを確認して即OKしたのはしょうがないことだと思います。

だって私、仙台行ったこと1度しかないんだもん(きもい)

ってなことで今から楽しみで仕方がないです。
※幸ちゃん吸血鬼話。



抱きしめられている。
己の状況を把握して尚、動くことができなかった。

人間なんて大した力を込めずとも、いとも簡単に壊れるというのに。


「幸村」

耳元に吹き込まれた吐息が、脳に、心臓に、背筋にと衝撃を走らせる。

(…助けて)

相手が人間だからこそ、肉体的にいくら優位に立とうとも己の方が無力となってしまう。
それが、愛しくて愛しくて焦がれている相手ならばなおのことだ。

しかし、それも理性の働いているうちの話でしかない。
この壁を壊してしまえば後は自分本位でしか彼を求められない。

それは精気を吸い尽くすか、この汚い腕で抱き殺してしまうか。

そのようなこと、どちらも耐えられるはずがない。


「…お離し下され、伊達殿」

嘘で固めた言葉に二人して傷ついた。

ゆっくりと某を解放した彼の顔は酷く歪んでいる。
彼の左目に映る某も同じように歪んでいた。

「幸村…一つくらい俺の願いを叶えてくれよ」

きちんと食事をとることも、彼の恋人になることも、…某の血を分けることも。
彼の願いは己にとって甘美なものでばかりで、彼にとって良いことなど一つも無い。

「…申し訳ございませぬ。しかし某は…政宗殿の願いを一つも叶えられぬ無能な輩なのでございます」

無くしてしまった、といつかに聞いた右目を眼帯で覆った彼の顔が更に歪む。こんな苦しそうな顔しかさせられない己は、やはり政宗殿の側にいる資格などないのだ。

「…どうしたら、あんたに伝わるんだよ」

絞り出すような、悲痛に満ちた声。
そんな声も言葉も聞きたくなくて耳を塞いだ。…こんなの、気休めにすらならないのに。

彼の何かに耐えるような表情にも耐えきれずに目を瞑った。



「幸村…×××」

訴えられた言葉をいつものように頭の中で打ち消す。

ともすれば同じ言葉を返しそうな唇を、なんとか塞ぐことことしかできなかった。





単発ですが話はつながってます。
思い浮かんだシーンのみ抜粋形式です。
優先順位と守るものの違いにより想いの平行線が続いている二人…のつもりです。


駄目だ。こんな気持ちで政宗殿には会えない。

小さなミス。でもそれが思いの外大きな歪みとなってしまい、皆に迷惑をかけた。
必死で謝って仕事に奔走して。
気づけばいつも帰る時間を過ぎても、まだ今日中にやっておくことは山積みだった。

正直心身共に疲れていて、だからこそ政宗殿に会いたい。しかし、今彼を目の前にしたら、絶対に甘えてしまう。
結婚してもわがままで続けさせてもらっている仕事の愚痴とか弱音を、彼に言うわけにはいかなかった。

せり上がってくる感情を抑え、努めて冷静にメールを作成する。
…本当は声だけでも聞きたいが、電話なんてしたら何を言い出すか分からなかった。
帰りが遅くなる旨を伝えて一息。
まだやることは沢山ある。
どうしても彼に向かってしまう意識をなんとか仕事に切り替えて、左指にはまった銀色を握りしめた。




働く女性は癒されたいと某マンガを読んで思ったので。

でも旦那様に甘えられなくて、抱え込んでしまう奥様が書きたかった…書きたかったのに、また要領を得ない内容になって撃沈。

現代で転生でハッピーエンドじゃない話



「…今、何と仰いました?」
「だから別れようって言ったんだ」

ずっと昔から確かにそこにあった優しい眼差しはもう無い。あるのは冷ややかな、何の感情もこもっていない視線だけ。

知らずに握りしめていた手は汗が滲んでいて。でも全く暑くなんて無い、寧ろ寒くて凍えてしまいそうだ。

「理由を、うかがってもよろしいですか?」

からからに渇いた喉と、真っ白になった頭にしては冷静な声が出せたと思う。
しかし、それ以上に冷静な声で目の前の人は言葉をはいた。

「嫌になったんだよ。…確かにアンタとは前世に好き合ってたかもしれねえが、何でそれだけで今もアンタといなきゃいけねえんだ?」

それはもっともな考えだ。
でも…。

(政宗殿はそのような理由だけで、今の世の某と共にいたのですか?)

己は前世の繋がり以前に、今の世の政宗に惹かれて彼を選らんだのに。
もちろんそれを目の前の人に強要するわけではないが、彼と己の間にあった溝を見せつけられた気がした。



「じゃあな。もう言うことねえなら俺は行くぜ」

待ってと言う間も無く彼は立ち去ってしまった。

遠ざかっていく背中は大昔から見送り慣れている筈なのに、いつもより距離を感じた。それはもう埋まることの無い溝のせいなのだろう。


無意識に伸ばしてしまった指先を見つめて手を下ろす。
こんな手ではきっと彼のことを繋ぎ止めるなど無理なのだ。



(…では、どうしたらあなたをここへ止めておけたのですか?)

今からでもいい。その答えが欲しかった。



眠いんです。でもネタは降臨してくるんです。
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