■突き落としてよ(ダテ♀サナ…ダテ←♀サナ？ 現代)

今日こそは。
そう心に決めて、さり気なく、不自然にならないように彼の手目掛けて己の手を伸ばす。

「…そういえば、真田」

しかしそれは絶妙なタイミングで話しかけてきた彼の声に遮られる。

「な、何でございましょう、政宗殿？」

動揺した心臓を努めて落ち着かせながら何気ない風を装う。
彼に向けた笑顔が変に引きつっていなければいいのだが。

「此間の・・・」

それは特別今話すことでもないような、本当に場つなぎの話題だった。

何となくがっかりして、先ほどまで標的にしていた学生服から覗くすらりとした手首を見る。
しかしそこにあるはずの手はポケットの中にしまわれていた。

(…また今日も)

いい加減、気のせいとかタイミングが悪いとか、そんな言葉で済ませなくなってきた。

彼は私が触れようとすると、必ずそれを阻止する。

これでも付き合っているのだ。政宗殿と、私は。
確かに玉砕覚悟で想いを告げて、彼はそれに頷いた。
だから己たちの関係は恋人同士、という関係のはずだった。

でもそれも、今では疑問に思えてくる。
彼は私を名前で呼ばない。
触れようともしてこない。
私を見るときも、私を見ている振りをしている気がする。

(ではなぜ、私の隣にいる？)

興味が無いならあの時頷いて欲しくなかった。
なんでもない風を装って、隣になんていて欲しくもない。

でもそれは勝手な話だ。
側にいることを望んだのは己だ。彼はそれを満たしてくれている。

それ以上に何を望む？
己が彼を好いているように、彼も己のことを好いてくれることか？

「・・・真田、どうした？」

普段より口数の少ない己を不審に思ったのか(いや、己が話さないと自分が主体で話さなければいけないから、それが億劫なのだろう/それなら何も話さなければいいのに)彼が覗き込んでくる。

「い、いえ。何でもありませぬ」

愛想笑いを取り繕って、適当に彼の好みそうな話題を始めた。

でも頭の中で考えるのは只一つ。

はやく、わたしをつきおとして。

(まだ底の、浅いうちに)

終わりましょう

 

伊達さんは来るもの拒まず去るもの追わず、だけど幸ちゃんだけは特別って言うのが定石だと思うのですが、あえて伊達さんの特別じゃない幸ちゃんにしてみました。うんやっぱ萌える。超絶に萌える。
報われない片思いをする幸ちゃん大好きですが、付き合えたのに心を開いてもらえない幸ちゃんも中々美味だと思います。
最近秒速○センチメートルの影響で報われない話ばっか妄想中。元々、そんなのが書きたくてはじめたサイトなので初心に帰ったとでも言うべきか。
 

■またもやモンハンネタですいません

いや、痛々しいことは分かってるんですけどね。
モンハンネタでの妄想が止まりません。
例えば、幸ちゃんはやっぱ双剣使いかなーとか。佐助はガンナーだろうなーとか。政宗様は太刀使いかなとか。元親さんはガンランス当たりかなとか・・・でも、大剣でも似合いそうとか、とか。
そんなことばっかり考えてます。

あと、女性専用防具でメイドさんみたいなものが数種類あるんですけれど、政宗さんは必死にその材料集めて防具加工して幸ちゃんにむりやり着せてればいいとか・・・。
いや、幸ちゃんは破廉恥とか言って大人しく着てくれそうも無いから、狩で勝負して、バツゲームとして着せるのか。
そして佐助辺りから冷たい目で見られるのか。

メイドさん衣装の防具は防御力低くて使ってはいないんですけど、よく考えたら萌えますよね。まさしく戦うメイドさん・・・。こんど、やろうかな。

■それはきっと暑さのせい（政♀幸学パロ）

とん、と軽やかに水たまりを飛び越えると同時に、ふわりと揺れる一房に束ねられた髪とスカートに目を奪われた。
きらきらと太陽の光を反射する水たまりよりもよっぽどまぶしく感じたその姿に、足を止めて魅入ってしまった。


「政宗殿？」

立ち止まった政宗を不審に思い振り向いた幸村は、きっと何気ない仕草の度に政宗を引きつけてしまっているなど考えもしないだろう。

「…何でもねえ」

幸村の真似をせず水たまりを迂回して彼女の横に並ぶ。
再び歩き出し、楽しそうに何かを話す彼女を観察する。
上から見下ろすことでよく分かる長い睫、動きの止まらない柔らかな唇、セーラー服の襟元からのぞく鎖骨。
どれもが政宗の劣情を誘ってやまなかった。
雨上がりの蒸し暑さのせいで流れるものとはまた違う汗が、政宗の喉元を流れる。
無性にわき上がったのは抱きしめたい、という衝動。
抱きしめて、その体中に唇を這わせて、汗の匂いが混じったどこか甘い体臭に溺れたい。

思い浮かべた欲望を実現するため、どうするかなんて決まっている。

「幸、今日は家に泊まってけ」

途端にあれほど動いていた口がぴたりと止まる。

「…………分かり申した」

暑さのせいじゃなく頬を染めた朱は極上の果実よりも魅力的だった。

終

もっと変態にしてあげたかったのに、ごめんね筆頭。

■あの人のお誕生日ですが

去年と同じで旧暦の八月三日にやらせていただこうと思います。

去年は戦国だったから今回は現代にしようと思います。でも予定は未定なのでどうなるかは書いてみないと分かりません。

■どんだけ振りなのか怖くて確認できない

放置しすぎてどうしようなブログです。サイトもろくにいじってないし。
原因は仕事と借りた本20冊とモンハンです。特にモンハンには随分時間を割いております。・・・でも憎きディガレックスがぜんぜん倒せないので、結構諦めモード。クシャルダオラに関しては怖くてクエストにすらいけません。でも最初はギアノスが怖かったんだから随分成長した気がします。
ついでに、家のキッチンアイルーにはマサムネとサスケのコンビがいます。もしやユキムラもいるのではと勝手に推測し、ネコバァのところに必死になって通いました。

が。

どうやらユキムラはいないようでうす。
頭ん中では、ユキムラをオトモアイルーにして働きにでる妻と、家を守る夫マサムネ、小姑サスケの図が完成してたのに！！！(相変わらず痛い)

ということでアイルーの名前に拘る理由はなくなりました。今では能力重視でアイルーさがしてます。

まあそんなアイルーネタは置いといて。

日々溜まり行き、終いには忘却の彼方へと旅立ってしまう妄想たちを記録に残します。

・奴隷でダテサナ。アラビアン風味
商隊の隊長を務める政宗はある日、奴隷として売られていた幸村を買い取る。

・だ、ダテサナでモンハン・・・。
自粛しろな一品。ライバル同士のハンターな政宗と幸村。・・・でも実際は幸村が一方的に政宗をライバル視していて、政宗になんぞ負けるかと意気込んで無茶をする感じ。政宗はそんな幸ちゃんが心配でたまらないらしい。でもそれをそのまま伝えると幸ちゃんが「某を甘く見ないでいただきたい」と怒ってしまうのでヤキモキしてる。(なんて乙女な伊達さんなんでしょうね)

幸ちゃんは決して弱いわけではないけれど、少々力ずくで狩をするタイプ。政宗はきっと用意周到で頭を使って狩りをするんだろうな(決して弱いわけではありません)

蛇足としては二人のオトモアイルーはそれぞれコジュウロウとサスケ・・・とか。
武器屋は元親。村長はお館様。訓練所の教官は・・・前田利家さんあたり？←てか利家さんをメインに話を書きたいかも。だって彼ほどモンハンに似合う人物はいないきがする。

・宮木が塚なダテサナ
というか、バサラキャラで浅茅が宿とか青頭巾とか色々やりたい。

・愛が足りない小十佐。
いつもの如く愛されてる実感も証も何も無い佐助のお話。
数ヶ月ぶりになんとかデートの約束を取り付けられて喜ぶ佐助。でも結局仕事を優先され待ちぼうけをくらう。



みごとにパラレルばっか。
戦国ネタなら、冬蕾の続きなんかを書きたいけど、きっとずっと先なんだろうな。

■押入から愛を込めてっ！

「お帰りなさいませっ！」
「…」

疲れて帰ってきたというのに、なぜ自分の家の玄関で更に疲れなければならないのか。

ため息すらつけない日常に軽く目眩がした。

「お帰りなさいのちゅうはどこがよいですか？」
「何処もよくねえ」

…本当に、何でこれが日常と化してるんだ。
すぱっと切り捨て、こいつを押し退けて部屋にあがる。

「政宗殿」
「…」

返事はせずミネラルウォーターを取りだそうと冷蔵庫を開ける。

「…なんだこりゃ」

いや、答えは分かっているが、言わずに入られない自分で買った覚えのない食材の山。

「今日はエンチｪラーダが食べたいです！」

何でいきなりメキシコ料理なんだ。しかも結構めんどくさい。

俺の気も知らず、にこにこと笑ってやがるこいつに、本当にため息も出ない。
こいつは俺が断るってことを全く考えていないのだ。


「…時間かかるぞ」
「はいっ、政宗殿の料理が食べられるなら、この幸村、いつまでもお待ちいたします」

満面の笑みを浮かべるこいつは、更に嬉しそうな顔をして俺の作った料理を食べるのだろう。

毎度ながらの日常に、本当にため息も出ない。
この日常に慣れてしまっている自分がいるなんて、なおさら…。


終

■願い事一つ 二つ

最近また調子が悪くなってきた胃の為に胃腸薬を購入しました。きっとしばらくお世話になることを見越して48パック入りを迷わず購入。

きっと小十郎さんなんかは手放せないんだろうなとか思いつつ…。


そんな戯れ言は置いといて。

何となく浮かんだネタが悪魔ネタ…。
幸ちゃんが吸血鬼になったんだから、政宗様には悪魔になってもらわないと！とかいう意味分かんない思考回路を経由してここにたどり着きました。

神社で必死に神頼みしていた幸ちゃんの前に現れた政宗様。

「あんたの望み、この俺が叶えてやろうか？」

とか言って誘うけど、悪魔だと告げたら断られてしまいました。
今まで断られたことの無かった政宗様は、何とか幸ちゃんに願いを言わせてやるとか意気込んで言葉巧みに幸ちゃんの側にいつきます。
でも幸ちゃんにお願いさせる前に、自分が枯渇しちゃって食事に行こうとします。それをおもしろくないと思った幸ちゃんは、

「お願いするでござる」

とかいっちゃって自分以外で食事しないようにとかいっゃちゃう…みたいな話しを妄想してみました。


もしくはりり○キッスみたいなのがもいいです。小瓶から出てきた悪魔幸ちゃんと、その所有者で幸ちゃんから言わせれば飼い主というか、主というか、餌って感じの政宗様。
もちろん食事はキッスでお願いします。
幸ちゃんは迷いましたがプリンちゃん希望。

あ、政←♀幸（襲い受け）です。

相変わらず頭悪い話しばっかです。